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執筆者の写真鶴川落語会

大切な場所や人々を守るには

そろそろ梅雨入りなのかしら?と思うような、どんよりとした天気が続いていますね。こういう天気の日は、身体が重く感じますが、皆さんはそんなことありませんか?


昨晩は、柳家喬太郎師匠の独演会の生配信を拝見しました。代官山にある「晴れたら空に豆まいて」というライブハウスでの開催です。

久しぶりの喬太郎さんの高座でしたが、スタッフの方々がお客様の代わりに座っていらしたのかどうかわかりませんが(笑い声は聞こえていたので、少人数いらしたと推測しています)無観客とは思えぬ展開具合に度肝を抜かれました。喬太郎さん、すごい。「錦の袈裟」と「擬宝珠」の二席を堪能しました。


実は私、昨日が誕生日でした。そんな日に喬太郎さんの生配信なんて、プレゼントとしか思えない。何事も良いように考えるようにしましょう。晴れ豆さんはその道のプロでいらっしゃるので、音も映像も素晴らしく、快適に楽しめました。

晴れ豆さん、楽しい時間をありがとうございました!


この配信で、「晴れたら空に豆まいて」さんが店の存続と事業継続のために、クラウドファウンディングに踏み切られたことを知りました。

ライブハウスは一時期報道で槍玉に上がったのも手伝って、経営は厳しくなっているはず。

今はどんな商売も厳しいのでしょうが、大切にしたいと思う場所は、自分たちでなんとか守っていくしかないのだという現実を改めて感じました。


同日の昼間には、某場所で某舞台技術スタッフとばったり会いました。やはり、コロナの影響でお仕事激減とのことで、あまり元気がありません。(そのように見えました)

その方はフリーランスで、毎月決まったお給料が入るわけではないとのこと。持続化給付金の申請は?と聞いたところ、申請はすでに済ませたらしく、

「フリーランスなので、いざという時のために貯金はしていました。それと合わせて、持続化給付金が無事給付されたとしても、夏までが限界かな・・・。」と言っていました。

(※補足。会社員の方もいつ職を失うかわからない等々不安の中、暮らしていらっしゃることと思います。フリーランスや経営者だけが苦しんでいるという意味ではございませんので、誤解されませんよう。)


私はその方と仕事でご一緒することがあり、楽しく仕事させてもらっています。頼ることも多く、安心して任せることができる、ありがたいスタッフのお一人です。昨日話を伺って、苦しい思いをされていることを具体的に知りました。


想像すればわかることで、これだけイベントが中止になれば仕事はなくなるのですから、生活が苦しくなるのは当然です。でも今は皆が皆苦しいので、一人一人になかなか思いが至らない。その余裕がないのです。


コロナが収束した後に、いきなり全てが元どおりというわけにはいかないでしょうし、コロナが収束するのがいつになるのか、全く先が見えません。

どうにか方策はないものか。何か案はないものか。

ずーっと考えていますが、答えが出ません。

この事態をなんとか生き抜いて、収束後に盛り返していくしかないのでしょうか。その盛り返し方も、今から考えておかないと、と思っています。


なんだか明るくない話ですみません。でも、今は皆、こういうことをずっと頭の片隅に抱えていると思うのです。

なんとか乗り越えたい!けど、どうやって?

ああ神様、答えをください!(日頃全然信じてないくせに)



昨日の誕生日に、ケーキをいただきました。

それほど大きくない、この一個が重い。食べ切れるけれど、お腹いっぱい。


子供の頃に母親が、アイスクリームを一個食べられず冷凍庫にしまうのを見て、

「なんで?」と思っていたけれど、この歳になって母の行動がやっと理解できました。


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